「皮膚科のプロ」を目指すため、ASC School ながたの皮膚科塾に参加させていただきました。
愛犬・愛猫の皮膚に関してお悩みの方は数多くいらっしゃいます。
診断アプローチを重点的に学び、より早く的確な診断を行うことができるよう、これから半年間しっかり勉強させていただきたいと思います。
皮膚病は、さまざまな原因によって起こりますが、犬では感染症、猫では精神的要因が関与している場合が多くみられます。
猫は神経質な子がとても多いため、ちょっとしたことがきっかけになって、過剰に自分の身体を舐めたり掻いたりすることがあるそうです。
皮膚の治療にあたって、飼い主様のお話は診断のためのとても大切なヒントとなります。
「もしかしたら」と思うことがありましたら、遠慮なさらずなんでも教えてくださいね。S.K
10月14日に名古屋ローズコートホテルにて第27回中部小動物臨床研究会が開催されました。
今回は発表も兼ねて参加させていただきました。
発表は少し緊張しましたが、無事に終えることができました。
教育講演は 江口 徳洋 先生(Vets Dental & Oral Surgery Office)による
「今さら聞けない歯科診療 一次診療で使える視診・触診~口腔内診査」を受講しました。
猫の血液学
石田 卓夫先生
今回は前回に引き続き、猫の血液学についてのセミナーでした。特に今回は白血球系の評価についてのセミナーでした。いつもは白血球の総数とそれぞれの白血球の割合についてしか注目していませんでしたが、総数に割合をかけたそれぞれの白血球の実数を出すことで絶対的な評価ができることがわかりました。実数を出すことで炎症の有無だけでなく、炎症が慢性的なものなのか、急性に起きているものなのか評価ができます。さらに塗抹を評価し、好中球の形態を評価することで細菌感染の有無もわかり、抗生剤の使用のタイミングもわかるようになることがわかりました。
いつも行っている検査にこんなにも重要な情報が詰まっていることが再確認でき、その情報を有用に利用できるように頑張ります。
Y.N