PAIN MANAGEMENT (疼痛管理)
Dr. James Barr
Texas A&M University
今回のセミナーでは疼痛管理について学びました。
事前の検査を適切に行い現状の問題点を改善することや今後起こりうる問題を想定することにより、麻酔のリスクを下げ痛みのコントロールを上手くできるように改めて意識させられました。今後も安全に考慮しつつ麻酔管理を行えればと思います。
D.T
11月20日の夕方から22日まで、大阪で動物臨床医学年次大会が行われました。私達も15日の昼から参加しました。この学会は全国から症例発表があつまり、国内外問わず著名な先生の講義を聞くことができる場です。当院からも「ノギの迷入を疑った犬の椎間板脊椎炎の一例」を発表しました。たくさんの会場にて同時進行で症例発表、講義が行われており、私はオゾン治療の報告や皮膚リンパ球症の報告などを聞きました。他院での治療の手ごたえを知ることができとても勉強になりました。また当院の獣医師それぞれが興味を持った講義、症例発表に参加しているので、選択できなかったものの新しい知識も共有して日々の診療に役立てていきたいと思います。K.Y
明日からの診療に活かす実践獣医眼科セミナー⑪
どうぶつ眼科クリニック 辻田裕規 先生
今回は、眼瞼、眼窩疾患についての講義でした。特に流涙症およびドライアイについての講義は、犬においてよく見られる疾患であるだけに病態から治療まで丁寧に講義していただき参考になりました。今後の診療に活かしていきたいと思います。
今回のテーマは「眼窩切除術」でした。眼窩切除術の問題点としては、頭蓋骨切開の際に脳(嗅球)障害のリスクや、顎動脈処理時の出血のリスク、眼球と下顎枝の取り扱いで機能欠損が起きてしまうリスクなどが挙げられます。そのためCTによる断層撮影検査を基に手術計画を練る必要があります。今回の講義では、眼窩および顎の周囲に発生した線維肉腫や骨肉腫、鼻腔扁平上皮癌の各症例で、CT検査画像と実際の手術写真を多く見ることができ、眼窩切除の際注意するべき血管や神経の所在、手術手技の具体的なポイントについて理解を深めることができました。
H.B.
聴診を徹底復習 後編 心臓の聴診:実施法と考え方
日本獣医生命科学大学 教授 竹村直行先生
心臓の聴診は毎日行っていますが、学生のとき以来復習しなおすと再確認することも多く勉強になりました。院内での心拍数が予後に関連していること、心臓以外の要因でも心雑音が発生することは特に印象深かったです。基本的な身体検査である聴診ですが、これからもチェックポイントを意識しながら日々実施していこうと思います。
T.S.