葉月会セミナー
〔よくある軟部外科〕 消化管シリーズ No3
酪農学園大学 廉澤剛教授
今回は、小腸、大腸の外科を習いました。小腸は、異物が多く、またその一部を切り取ることが比較的よく行われます。血管分布の考慮がとても重要なことで、そのコツを習いました。
大腸は、腫瘤で排便困難になることがあります。大腸は、小腸と異なりアプローチがとても困難です。様々なアプローチ法やそのコツを習いました。
葉月会セミナー
「細胞診 その3」
IDEXX 日本小動物医科学研究所 平田雅彦先生
今回のセミナーでは、炎症性疾患における細胞診を勉強しました。
化膿性炎症の急性期、慢性期や肉芽形成、感染性の細胞診等様々な細胞の見え方を習いました。
体表にできる腫瘤は日常ではよく遭遇し、判断に悩むことが多々あります。その中で、診るポイントを教わることができ、これからの診察に役立てていきたいと思いました。
第108回JAHA国際セミナー「腹部/軟部外科A」(外科科目)
講師:Dr. Stephen Baines (Royal Veterinary College, UK)
胃の手術、小腸の手術、大腸の手術
獣医療においても消化管の手術は数多く行われています。
その適応は様々で異物から組織生検の採材や消化管の腫瘍などがあります。
胃、小腸、大腸それぞれの部位に関する色々な術式に関して縫合法などの基礎的なことから術後の管理まで学んできました。
志学会月例会
「仔犬、仔猫の心雑音 ~検査から治療まで~」
東京農工大学 柴崎 哲 先生
今回は、主に仔犬の先天性心疾患における診断と治療について学びました。
先天性心疾患は、その種類・重症度によって手術適応可能なもの、不可能なもの、あるいは経過観察期間を設けても良いものと、対応は多岐に渡ります。
中には臨床症状を示さない個体も多く、仔犬の健康診断時に先天性心疾患の有無を早期に知る為、注意深く検査を行う事が非常に重要であるという事をご説明頂きました。
相手が仔犬である場合、特に注意を払って検査を行う様、心がけてゆきたいと思います。
iVEAT夜間セミナー 「腹部超音波の基礎:ここから始めましょう」
iVEAT 宮林孝仁 先生
今回は、超音波検査の基礎を、教わりました。プローブの特性や、持ち方等、診断に欠かせない、きれいな画像を得るための基礎は、普段は忘れがちになってしまいますので、毎回気をつけなければならないと感じました。また超音波でチェックすべき項目を復習することで、正確でそして、素早い診断に繋げたいと感じました。
村上 太朗 「フェレットの抗酸菌症の一例」
自見 史子 「犬の肝臓皮膚症候群の一例」
当院より2題発表いたしました。
学会での発表は、めずらしい病気を獣医師同士が勉強しあう場でもあり、治療が難しい疾患について他の病院や大学の先生の意見をいただける良い機会です。
また、ひとつの病気をより深く勉強することであらためて発見することもあります。