南が丘動物通信

8月24~30日 人口授精セミナー 08年08月31日

凍結精液及び低温精液における人口授精セミナー
Carrol Platz,Jr.博士(International Canine Semen Bank)

今年より輸入凍結精液における人工授精が、JKCにおいて認められました。
良い血統を求めるブリーダーさんたちにとって福音になる決定です。遺伝的な病気をコントロールし素晴らしい遺伝子を残す上においても大いなる進歩だと思われます。今後、この決定が日本の犬達、ブリーダーさん、すべての飼い主さんに恩恵をもたらすことを期待いたします。
精子採取、精子の評価、開腹における人工授精、バルーンカテーテルにおける人工授精、プロゲステロン検査、膣細胞診など盛りだくさんの素晴らしいセミナーでした。

8月23日参加セミナー 08年08月24日

葉月会セミナー
酪農学園大学 廉澤 剛教授

食道、胃の外科的な治療方法や、アプローチ方法を勉強しました。食道は、切開しなければならない病気が少なく、また、傷口が癒合しにくい場所でもあります。胃は、特に大型犬で、胃が捻転してしまう病気が多く、そのほか、腫瘍や異物を食べてしまうことによる胃切開の手術が比較的よく見られます。今回の貴重な手術写真や、術者のちょっとしたコツはとても勉強になりました。

8月21日参加セミナー 08年08月22日

葉月会セミナー 細胞診その2
IDEXX 平田 雅彦先生

6月のセミナーに続く第2弾でした。細胞診において重要な上皮系と間葉系細胞の違いについての総論と、皮膚腫瘍の細胞診について学びました。皮膚腫瘍は日常の診察でも頻繁に遭遇する疾患です。皮膚腫瘍には細胞診で診断できるものが多数あります。飼い主さんは皮膚にできものができると不安に思われる方も多いので、細胞診で良性なのか悪性なのかをちゃんと判断して説明し、そのような不安を少しでも軽くしてあげられるように勉強していきたい。

8月8日参加セミナー 08年08月09日

葉月会セミナー
脂漏症A to Z

株式会社プロキオン 関口 麻衣子先生

 今回は、皮膚病でよく遭遇する疾患である脂漏症について詳しく勉強しました。脂漏症ってよく聞く名前だしなんとなく脂っぽいんだろうなぁ、ということは想像がつきます。しかし、原発性なのか2次性なのか、その原因によって考え方は様々で治療法もいろいろあることがよく分かりました。
 実際脂漏症の犬は毎日のように来院します。そのような犬のQOLを向上させてあげられるように今回学んだことを明日からの診療に役立てたいと思います。 

8月2~3日参加セミナー 08年08月04日

第107回JAHA国際セミナー:ニューシリーズセミナー>「臨床家のための最新の治療学:血液学・腫瘍学」
講師:Dr. Ann Hohenhaus (Animal Medical Center, NY)

犬の免疫介在性溶血性貧血(IMHA)や血液凝固障害などの血液病、リンパ腫、脳腫瘍などのトピックについてEBMのアプローチによる治療法の講義をうけました。
IMHAなどの治療には多くの薬剤が使われていますが、実際に臨床試験でその有効性が証明されているのは一部で多くは経験的に使われています。
EBMに経験的治療も組み合わせて用いることが重要だと感じました。

8月1日参加セミナー 08年08月02日

葉月会VTセミナー
もみの木動物病院
村田 香織先生

ワンちゃんの問題行動で1番多いのが「吠える」です。
今回はこの改善方法についてお話して頂きました。

①飼い主さんが幸せであること。
②ワンちゃんが幸せであること。
③ご近所や周りの人も幸せであること。(迷惑をかけない)
これがワンちゃんを飼うにあたって最も大切な事だと
村田先生はいつもセミナーで仰っています。
私たちもそのお手伝いができるように
これからも勉強していきたいと思いました。